ハモリの練習:ボーカルからハモリパートを作る
ハモリが難しいのは、主旋律に引っぱられてしまうからです。Band Stem Mixer は、曲のボーカルからハモリパートを作れます。コードを推定し、旋律を追って、ハモリを 2 つのパートとしてミキサーに足します。歌い手の声をハモリの音程に変えた「ハモリ(声)」と、単純な「ガイド音」です。覚える段階に合わせて、それぞれの音量を上げ下げしながら練習できます。
ハモリを作る
- 曲を分離します(使い方をご覧ください)。
- ボタンの横でパートを選びます。上ハモ(3 度上)・下ハモ(3 度下)・5 度上・5 度下から選べます。
- 「コード推定&ハモリ生成」を押します。曲と端末によって、数秒から 1 分ほどかかります。その間も再生は止まりません。
処理はすべてブラウザの中で行い、AI モデルもダウンロードも使いません。一度作るとボタンは「ハモリを再生成」に変わり、推定したコードと旋律を使い回すので、2 回目からは速く終わります。パートやコードを変えたあとに押してください。作り直しが必要なときは、ボタンが黒くなります。
画面の見方
- キー – ドラム以外のパートと、ハモリを、半音ずつ上げ下げします。コード表示とキー変更をご覧ください。
- コード推定&ハモリ生成/ハモリを再生成
- ハモリのパート – 3 度か 5 度、上か下か。
- BPM – 曲から推定したテンポ。コードはこの拍の上で切り替わります。
- 表示 – 上の段にコード名(拍ごとに小さな目盛り)、灰色の線がボーカルの音程、黒い帯がハモリの音、黒い縦線が再生位置です。横にドラッグ(または横スワイプ・Shift+ホイール)すると前後を見られ、タップするとその位置に移ります。再生を始めると、再生位置に戻ります。
- ハモリ(声) – 分離したボーカルを、ハモリの音程に変えたもの。歌い手のビブラートや歌詞が残るので、もう一人が歌っているように聞こえます。
- ハモリのガイド音 – 同じ音を、揺れのない単純な音で鳴らします。音程が正確なので、いちばん合わせやすい音です。最初はミュートになっているので、聞くときは M を押します。
増えた 2 つのパートにも、ほかのパートと同じく M・S・フェーダーと、MP3 で保存する ↓ ボタンがあります。
上ハモ・下ハモ、3 度と 5 度
| パート | 聞こえ方 | 向いている人・曲 |
|---|---|---|
| 上ハモ(3 度上) | ポップスでいちばんよく使うハモリ。明るく、主旋律と一緒に動く | 主旋律より高い声が出る人 |
| 下ハモ(3 度下) | 主旋律の下で支える、やわらかい響き | 低めの声の人、控えめなハモリ |
| 5 度上・下 | 3 度より開いた、力強い響き | ロックのサビ、パワーコードの曲、3 度のハモリに足す 3 声目 |
アプリは、決まった音程をそのまま足しているわけではありません。音ごとに曲のキーの中の音を選び、そのときのコードとぶつかる場合はコードの音に寄せます。そのため「3 度上」がところどころ 4 度に、「5 度」が 6 度になることがあります。歌い手が実際にハモるときと同じ考え方です。音と音の短いすき間はつなぐので、フレーズの途中で途切れず、なめらかに動きます。
4 ステップの練習法
- 聞く – ガイド音だけをソロ(S)にして、ハモリを何度か聞きます。次にボーカルも S にして、2 つの線の重なり方を聞きます。
- ガイドと一緒に歌う – ガイド音の M を押してミュートを外し(最初はミュート)、ボーカルとガイド音を鳴らしたまま、ガイドに合わせてハモリを歌います。ハモリ(声)は、まずはミュート(M)しておきます。
- 助けを減らす – ガイド音を 60%、30% と少しずつ下げ、主旋律に対して自分でハモリを保てるようにします。
- 一人で歌う – ガイド音とハモリ(声)をミュートし、主旋律とバンドに対してハモリを歌います。確かめたいときは、ハモリ(声)を少しだけ戻します。
逆に、ハモリに対して主旋律を歌う練習もできます。ボーカルをミュートして、ハモリ(声)を鳴らします。声の高さが合わないときは、キー(− / +)を動かすと、ハモリも一緒に移ります。
作ったものは ↓ や「このミックスを保存(MP3)」で保存すると、スマホでも練習できます。ハモリはページを読み込み直すと消えます。
コードが違うとき:直して再生成
ハモリの音はコードに合わせて選ぶので、コードが違っていると、ハモリの音も外れることがあります。表示の上の段(コード)で、違っている拍をタップし、ルート・種類・何拍分かを選んで「変更する」を押します。そのあと「ハモリを再生成」を押してください。詳しくはコードの編集をご覧ください。
仕上がりについて
- 自動の推定です。コード・旋律・ハモリの音の選び方は自動で決めるので、間違うことがあります。ボーカルのパートにコーラスが入っている曲、速い動きの多い曲、珍しいコードの曲は特に外れやすくなります。
- キーは曲全体で 1 つです。途中で転調する曲(最後のサビで 1 音上がるなど)も 1 つのキーで考えるので、転調のあとはハモリが外れることがあります。
- ハモリ(声)は加工した音です。声の音程を 3 度以上動かすと声の感じが少し変わり、ボーカルのパートに残っているほかの音も一緒に動きます。正確な音程はガイド音で確かめてください。
- 原曲のハモリとは限りません。曲にハモリのパートがあるなら、それは耳で覚えてください。アプリのハモリは、練習のきっかけや練習用の素材です。
使う曲は、使う権利のあるものにしてください。使える曲もご覧ください。