キー変更の使い方:半音下げチューニング・カポ・歌いやすいキー
Loop Trainer は、録音をテンポそのままで上下 6 半音まで移せます。録音と自分の楽器(や声)のキーが合わないときに役立ちます。
半音のきほん
半音は、ギターの 1 フレット分の音の高さの差です。12 半音で 1 オクターブになります。キーを +1 にすると、すべての音が 1 フレット分高くなります(E は F に、A は B♭ に)。半音 1 つで周波数は 1.0595 倍になり、+2 なら元の 1.122 倍です。
レコードやテープの回転でキーを変えると、速さも変わってしまいます。Loop Trainer は音の高さと速さを別々に変えるので、キーと速度を同時に使えます(例:キー −1 で速度 70%)。
いくつ動かす?よくある場面
| 場面 | キーの設定 |
|---|---|
| 録音が半音下げチューニング(E♭ チューニング)で、自分はレギュラーチューニング | +1 |
| 録音が全音下げチューニング(D チューニング)で、自分はレギュラーチューニング | +2 |
| 録音はレギュラーチューニングで、自分のギターが半音下げ | −1 |
| 録音はカポ 2 フレットで、同じフォームをカポなしで弾きたい | −2 |
| 録音はカポ 3 フレットで、自分はカポ 1 フレットで弾きたい | −2 |
| 歌うには高すぎる | −1〜−3(楽に歌えるところまで) |
どれも考え方は同じで、録音を自分の楽器のほうへ動かします。録音がギターより低ければ上げ、高ければ下げます。
ロックやメタルの録音には半音下げチューニングのものが多くあります。聞こえるコードがフレットとフレットの間にあるように感じたら、まず +1 を試してみてください。
キーの早見表
キーを動かしたあとの曲のキーです。たとえば E の曲を −2 にすると D になります。
| 原曲のキー | −3 | −2 | −1 | +1 | +2 | +3 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| C | A | B♭ | B | D♭ | D | E♭ |
| D♭ | B♭ | B | C | D | E♭ | E |
| D | B | C | D♭ | E♭ | E | F |
| E♭ | C | D♭ | D | E | F | F♯ |
| E | D♭ | D | E♭ | F | F♯ | G |
| F | D | E♭ | E | F♯ | G | A♭ |
| F♯ | E♭ | E | F | G | A♭ | A |
| G | E | F | F♯ | A♭ | A | B♭ |
| A♭ | F | F♯ | G | A | B♭ | B |
| A | F♯ | G | A♭ | B♭ | B | C |
| B♭ | G | A♭ | A | B | C | D♭ |
| B | A♭ | A | B♭ | C | D♭ | D |
キー名はふつう使われる書き方(G♭ ではなく F♯ など)にしています。
コツ
- 小さく動かすほど自然に聞こえます。1〜2 半音なら違和感はほとんどありませんが、大きく動かすと声が少し不自然になります。
- 耳で確かめる。録音に合わせて 1 音弾き、うなりや濁りがあれば、上下に 1 半音ずつ試します。
- キーは曲ごとに保存されます(ループ・速度と一緒に)。「原曲のキー」で ±0 に戻ります。
- 耳コピでは、動かしたキーで音を探し、書き留めるときに動かした分を戻して考えます。耳コピのやり方もご覧ください。