家で歌・ギターをきれいに録るコツ
デモなら、スタジオがなくても十分に使える録音ができます。家での録音の失敗の多くは、伴奏がマイクに入る、部屋がうるさい・響く、音量が小さすぎる・大きすぎる、タイミングがずれる、の 4 つです。どれも簡単な工夫で防げます。
ヘッドホンを使う
伴奏をスピーカーで聞きながら録ると、マイクが伴奏も拾い、あとから消せません。録音中はヘッドホンを使います。音漏れが少ないのは密閉型です。Bluetooth のヘッドホンは音が一瞬遅れて合わせにくいので、有線のものがおすすめです。
静かで響かない部屋を選ぶ
- 扇風機・エアコン・冷蔵庫など、止められるものは止め、窓を閉めます。
- 何もない壁や床は、お風呂場のような響きになります。カーテン・カーペット・ベッド・ソファのある部屋のほうが響きが少なくなります。服がたくさん掛かったクローゼットの前で録るのは、宅録の昔からの工夫です。
- 壁や窓のすぐ前を向いて録ると、音がはね返ってマイクに戻ります。少し離れましょう。
マイクと距離
- スマホや PC の内蔵マイク。デモには十分です。テイクの間は距離を変えず、スマホは手に持たずに置きます(持つと触れた音が入ります)。
- USB マイクやオーディオインターフェース。よりクリアで雑音が少なくなります。ブラウザのマイクの許可(または OS の設定)で選びます。
- 歌。口からこぶし 1 つ分〜20 cm くらい。近いほど太い音になりますが、「パ」「バ」で息が当たってボコッと鳴りやすくなります。ポップガードを使うか、マイクの少し横に向かって歌うと防げます。
- アコースティックギター。20〜30 cm くらい離し、サウンドホールではなく、ネックと胴のつなぎ目あたりに向けます。サウンドホールに向けると低音がこもります。
入力レベルを合わせる
いちばん大きく歌う(弾く)ところで、入力のメーターを見ます。真ん中より十分上まで振れ、端には届かないのが目安です。端まで届くと音が割れ、あとから直せません。小さすぎるときは、大声を出すより少し近づきます。Demo Track Maker は、ブラウザの自動音量調整と雑音除去を切って録音するので、メーターで見た大きさのまま録れます。
タイミングと遅れ
パソコンやスマホは、音を出し入れするのにわずかな時間がかかります(レイテンシー)。伴奏は少し遅れて聞こえ、自分の音も少し遅れて記録されるので、録った音が拍より後ろにずれることがあります。Demo Track Maker は、この遅れの推定値だけ新しいテイクを前にずらしますが、まだ早い・遅いと感じるときは ⚙ →「録音のずれ補正」で調整してください。クリックに合わせて手拍子を録り、波形の位置を見ると合わせやすくなります。読み込んだ音や録ったテイクは、あとから波形をドラッグして動かすこともできます。
録音前カウント(録音の前に鳴る 1 小節のクリック)で入りのタイミングをつかみ、録音中のクリックで拍を保ちます。
いいテイクを録るには
- 声出しやウォームアップをしてから、1 行ずつ録り直すより、曲を通して何回か録ります。ミスのないテイクより、気持ちよく聞けるテイクを選びましょう。
- 1 フレーズだけ直すときは、1 小節前から再生してその部分だけ録り直します。録った範囲だけが置き換わります。
- 比べたいときは、別のトラックにもう 1 テイク録ります。使わないほうはミュートすれば OK です。
- 大きく変える前に、プロジェクトを zip に書き出して保存しておきましょう。